IMF:米成長率見通し2%に下方修正-回復は活気に欠ける

国際通貨基金(IMF)は、米国の 成長率について、2012年は2%、13年は約2.25%との見通しを示した。 「活気に欠ける」景気回復や欧州債務危機を背景に、従来予想を下方修 正した。

IMFは3日発表の報告書で、「ユーロ圏における金融の緊張や米 国内の財政計画をめぐる不透明感により、米経済は引き続き強い下振れ リスクにさらされている」と説明した。4月のリポートでは、今年 は2.1%、13年は2.4%と予想していた。

ラガルドIMF専務理事は同報告書公表後、ワシントンで記者会見 し、「状況が悪化した場合」、米連邦公開市場委員会(FOMC)によ る「さらなる緩和」が必要になるかもしれないと発言。その上で、短期 債を売却し期間が長めの証券を同額購入する「オペレーション・ツイス ト(ツイストオペ)」の延長を含め、FOMCが景気下支えに向けこれ までに講じた措置を歓迎すると述べた。

専務理事は「下振れリスク」として、欧州危機をはじめ、米議会が 行動しなければ減税打ち切りや歳出の強制削減などが重なる「財政の 崖」を挙げた。

さらに、米議会が連邦債務の上限に関して合意に至らないというリ スクも「金融市場の混乱をもたらす明確な要因になり得る」と話した。 ガイトナー米財務長官はこれまで、債務上限の引き上げを2013年の初め まで先送りする「手段」が政権にはあるとの考えを示している。

原題:IMF Lowers U.S. Forecast to 2 Percent Amid Tepid Recovery (1)(抜粋)