ユーロ圏6番目の救済要請、次はスロベニアの公算大

スロベニアがユーロ圏で6番目に救 済を求める国になる可能性が高い。旧共産圏で最初にユーロを導入した 同国だが苦境の国内銀行への公的支援が財政を圧迫しているとロンドン やワルシャワで多くのエコノミストが指摘している。

2007年にユーロを導入したスロベニアだが、国内最大手のノバ ・ リュブリャナ銀行(NLB)の資本増強後、金融業界の債務を賄う財政 負担を見極めている。「ギリシャのシナリオ」に陥るリスクがあると6 月27日に述べたヤンシャ首相はブリュッセルでその2日後、支援の必要 性を回避し解決策を見いだすため、政府が「あらゆることをしている」 と語った。

BNPパリバのエコノミスト、ミカル・ディブラ氏(ワルシャワ在 勤)は、「スロベニアがEUに救済を求める次の小国となる可能性が一 段と高まっている。銀行セクターが焦点となるだろう」と述べた。

キプロスは先週、支援要請したユーロ圏5番目の国となった。スロ ベニアの借り入れコストは先月、2月以来の高水準に達し、2021年償還 債の利回りは6月29日に6.1%に達した。ギリシャとアイルランド、ポ ルトガル、スペインは借り入れコストの急上昇後、支援を求めた。

スロベニアのジュジテルジック財務相は今月2日の電話インタビュ ーでエコノミストらの見方について、「われわれがNLBの資本増強を 完了したというのは大きなことだ」と説明。「国内の資金調達で解決す ることができると思うし、救済が必要となることもないだろう。エコノ ミストらは最新情報がないままコメントしているのかもしれない」と語 った。

キャピタル・エコノミストの新興市場担当エコノミスト、ウィリア ム・ジャクソン氏(ロンドン在勤)は電子メールで、「ユーロ危機がさ らにエスカレートし、国債利回りを極めて困難な水準にまで押し上げる だろう。国際通貨基金(IMF)とEUへの支援要請が余儀なくされ る」とコメント、「まだそこまで行っていないようだが、恐らくそれほ ど遠い先ではないだろう」と付け加えた。

原題:Slovenia Heads for Sixth Euro-Area Bailout Request to Aid Banks(抜粋)

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