LIBOR、次はどこかが焦点-長期化で当局は時間との闘い

国際金利の指標であるロンドン銀行 間取引金利(LIBOR)の不正操作をめぐって、資産規模で英銀2位 のバークレイズが先週、約4億5100万ドル(約360億円)の支払いで米英 当局と和解した。各国当局の調査を決着させるためにいくら払えばよい かを知る最初の機会が金融機関に訪れたことになり、次はどの銀行かが 焦点となる。

LIBORをめぐる調査は、3つの大陸の金融監督当局が関与して 2年間続けられ、ドルとユーロ、円建てのLIBORと東京銀行間取引 金利(TIBOR)の設定にかかわる最大18の金融機関に接触した。 LIBORやTIBORを従業員が操作しようとしていなかったか内部 調査を実施し、その関連でトレーダーを解雇ないしは停職処分にした金 融機関は、このうち最大12行に上る。

事情に詳しい関係者の1人が匿名で語ったところでは、調査が長期 化していることによって、米商品先物取引委員会(CFTC)は5年の 時効をにらみ、調査のためのより多くの時間の確保に動かざるを得なく なっている。CFTCのスティーブ・アダムスク報道官はコメントを控 えている。

英金融サービス機構(FSA)の法執行部門の責任者代行を務める トレーシー・マクダーモット氏は2日、バークレイズは「例外的なケー スではない」と述べ、「LIBORに関連する幾つもの調査」を実施し ていることを認めた。金融監督当局によれば、バークレイズのトレーダ ーは、金利の操作を意図して少なくとも他の4つの銀行の担当者と日常 的に調整を行っていた。

少なくとも4つの銀行

カナダの監督当局はスイスのUBSの弁護士から得た情報に基づ き、英HSBCホールディングスとロイヤル・バンク・オブ・スコットラ ンド・グループ(RBS)、ドイツ銀行、米JPモルガン・チェース、シ ティグループのほか、ICAPとRPマーティン・ホールディングスの ブローカーもLIBORを操作する共謀に関与したとしている。

原題:Regulators Grappling With Libor Probe Said to Seek More Time(抜粋)

--取材協力:Hugh Son、Donal Griffin、Dawn Kopecki、Lindsay Fortado、Elena Logutenkova.