豪中銀:政策金利を3.5%に据え置き-一連の利下げが景気刺激

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)は3日、政策金利を2年半ぶりの低水準に据え置くことを決定し た。豪中銀は、ここ最近の利下げが今後予想される世界的な景気のさら なる低迷を乗り切る上で豪経済の助けになるとの認識を示した。

豪中銀は声明で、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート の誘導目標を3.5%に維持したと発表した。ブルームバーグ・ニュース がエコノミスト28人を対象に実施した調査では、全員が金利据え置きを 予想していた。

豪中銀のスティーブンス総裁は「この半年間に金融政策は著しく緩 和された」とした上で、「世界経済の見通しは数カ月前よりも一段と低 迷の色が濃くなったが、インフレ見通しが中銀目標に沿っていること や、経済成長がトレンドに近いことを踏まえて、金融政策スタンスが引 き続き適切であると判断した」と説明した。

豪州では1-5月の雇用者数の伸びが5年ぶりの高水準となった。 輸出物価は低迷しているものの、5000億豪ドル(約41兆円)規模の投資 が一部地域の成長をけん引している。欧州連合(EU)首脳は先週、ス ペインとイタリアの債務返済コスト削減を支援するための対策で合意。 総裁率いる豪中銀は5、6月に合計0.75ポイントの利下げを実施してい た。

RBCキャピタル・マーケッツの豪経済・債券戦略担当責任者、ス ーリン・オン氏(シドニー在勤)は「世界経済の見通しが引き続き豪中 銀の議論の中心を占めている」と述べ、豪中銀が8月に利下げを決定す るには、「この1カ月間のように世界的に経済指標が一段と悪化する必 要があるだろうが、世界のクレジット市場に何らかの新たなストレスが 加わることが恐らくもっと重要だ」との見方を示した。

原題:RBA Holds Key Rate at 3.5% as Prior Cuts Buoy Growth: Economy(抜粋)

--取材協力:Daniel Petrie、Sunil Jagtiani.