米マイクロンCEO:エルピーダへ来夏までに400億円-設備投資

米DRAM大手マイクロン・テクノ ロジーは、買収で合意した同業のエルピーダメモリに対し、来夏までに 5億ドル(約400億円)の設備投資資金を提供する。外部のファイナン スも活用する方針で、エルピーダが必要とすれば、その後1年間で3億 ドル(240億円)程度の追加供給を行う計画。

マイクロンのマーク・ダーカン最高経営責任者(CEO)が3日午 前、ブルームバーグ・ニュースに語った。同氏によるとこの資金供給は 2日発表した総額2000億円の支援とは別で、エルピーダと「すでにコ ミット(約束)している」。

2000億円の支援は買収完了時の現金600億円と、2019年までに受 託生産の代価としてエルピーダに分割払いする1400億円で構成。エル ピーダが2月に会社更生法の適用を申請した東京地方裁判所や、債権者 の承認を前提として、来年前半に契約を実行の予定。

米MKMパートナーズのアナリスト、ダニエル・ベレンボーム氏は 買収手法について、マイクロンの支払い負担が事前予想よりも少なく柔 軟な構造で「グレートだ」と評価。マイクロン株価は2日の米市場で、 エルピーダ買収合意の発表を受けて一時、前営業日比8.1%高と、1カ 月半ぶりの日中上昇率を記録した。終値は同3.8%高の6.55ドル。

ダーカン氏は、エルピーダの台湾子会社の瑞晶電子(レックスチッ プ)も含め「従業員を削減する計画はない」と明言。買収後は「1つの グローバルな大企業として、全ての人に働く機会がある」と語った。マ イクロンは2日、エルピーダの合弁相手の力晶科技から、レックスチッ プの株式を取得すると発表していた。

同氏はブルームバーグ・テレビとのインタビューでは、 エルピー ダ買収によりDRAM世界シェアで「明確に2位になる」と相乗効果を 強調した。米調査会社IHSアイサプライによる1-3月期売上高シェ アは首位の韓国サムスン電子が41.1%、2位の韓国SKハイニックス が23.9%で、3位エルピーダが12.4%、マイクロンは4位の12.1%。

--取材協力 藤村奈央子 Ian King

Editors:駅義則, 小坂紀彦, 室谷哲毅

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