BRICs株の時価総額、世界に占める割合低下-経済では上昇

ブラジルとロシア、インド、中国の いわゆるBRICs諸国は世界経済への貢献度が過去最大となっている が、世界の株式市場に占める割合は縮小しており、その格差はこの7年 で最大の開きがある。

国際通貨基金(IMF)のデータによると、BRICsは今年、世 界経済の20%を占める見通し。国内総生産(GDP)はこの10年で4倍 余り伸びた。ブルームバーグのデータによると、BRICsの株式時価 総額は世界全体の16%と、3年ぶりの低水準。

2001年の調査リポートでBRICsという言葉を初めて使ったゴー ルドマン・サックス・アセット・マネジメントのジム・オニール会長 は、この4ポイントの格差を踏まえると株式は非常に魅力的だとみてい る。格差が前回、同程度となったのは05年で、この時にはMSCI・ BRIC指数が1年間に53%上昇。上昇率はMSCIオールカントリ ー・ワールド指数の2倍強に達した。

オニール会長は6月28日の電話インタビューで、「BRICs経済 が大きく崩壊しない限り、投資家にとって非常に大きな機会だ」と述べ た。BRICsは20年までに株価が倍増し、世界のGDPに占める割合 は約27%に上昇すると、同氏は予測している。

IMFによると、BRICs全体のGDPは今年14兆ドル(約1100 兆円)強に達する見込み。02年は2兆8000億ドルだった。ブルームバー グのデータによると、国内上場企業や海外が主な上場先である企業を含 めたBRICsの時価総額は7兆6000億ドルと、1年前の9兆5000億ド ルから減少。1年前は世界全体の18%を占めていた。

原題:BRICs Priced for Economic Meltdown as Value-to-GDP Gap Widens(抜粋)

--取材協力:Ken Prewitt、Stephen Kirkland、Peter Millard.

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