フィンランド:スペイン向け融資で担保要求-国債購入も反対

フィンランド政府はスペインの銀行 救済の融資について、担保差し出しを求める姿勢を強硬に維持してい る。第2次ギリシャ支援と同様の条件を確保したい考えだ。

フィンランド財務省の幹部、ユカ・ペカリネン氏は2日、オスロで のインタビューで、「フィンランドとしては暫定基金からの融資には担 保を求める必要がある」とした上で「詳細はこれから詰めるが、基本的 立場はギリシャの場合と同じだ」と語った。

ユーロ圏諸国は先週、スペイン向けの最大1000億ユーロの融資につ いて、拠出国を優先債権者としないことに合意した。これに対しフィン ランドは、同国の納税者が優先債権者と認められない限り、担保を求め ると主張している。

ユーロ圏首脳は当初のスペイン向け融資を、優先債権者のステータ スを持たない欧州金融安定ファシリティー(EFSF)から行い、恒久 的な欧州安定化メカニズム(ESM)の発足後に移管されても優先扱い しないことに合意した。

フィンランドは2日、ESMが流通市場で国債を購入する権限につ いても疑義を呈した。そのような措置に反対の同国は、購入が可能にな るにはユーロ圏諸国の全会一致の賛成が必要だと主張した。フィンラン ド政府の6月29日付の報告によれば、フィンランドとオランダがこれに 反対のため、全会一致はあり得ない。

これに対してスペインのデギンドス経済相は3日、フィンランドと オランダがESMからのスペイン支援を阻止することはできないと言 明。マドリードで記者団に「ESMをめぐる決定は全会一致ではなく特 定多数決によってなされるという原則がある」と強調し、「オランダと フィンランドで全体の合意を覆すことが可能だとは思わない」と述べ た。

ESMの規則に含まれる緊急採決の手順は欧州連合(EU)の欧州 委員会と欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏の経済と金融安定への脅威 を認めた場合、85%の特定多数によって決定を可決できるとしている。

フィンランド議会は6月21日に、オランダ上院は今月3日にESM を承認した。

原題:Finland Unwavering on Collateral as Spain Aid Terms Reviewed (1)(抜粋) Dutch Upper House Approves Europe’s Permanent Bailout Fund ESM

--取材協力:Kati Pohjanpalo、Angeline Benoit.

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