LIBOR問題:バークレイズCEO、辞任を否定

英銀バークレイズのロバート・ダイ アモンド最高経営責任者(CEO)は銀行間金利操作問題での辞任圧力 の高まりに抵抗する構えだ。同CEOは取締役会から「全面的な支持」 を得ていると主張している。

バークレイズはロンドン銀行間取引金利(LIBOR)を操作した 問題で米英当局から2億9000万ポンド(約360億円)の制裁金を科され た。ダイアモンドCEOは2日の従業員宛て書簡で「問題を徹底的に解 明し、解決するのが自分の使命だ」と表明、辞任の意向がないことを鮮 明にした。マーカス・アギウス会長はダイアモンドCEOへの批判をか わすため辞任したが、英議員らは金利操作を「組織的」と判断、ダイア モンドCEOの辞任も求めている。

ショア・キャピタルの銀行アナリスト、ゲーリー・グリーンウッド 氏は電子メールで、アギウス会長の辞任は「ダイアモンドCEOに第一 の責任があると考える向きを満足させるには不十分だろう」と指摘、 「ダイアモンドCEOが辞任すべきかどうかという大きな問題は残る」 と述べた。

ダイアモンド氏は4日に、アギウス氏は翌5日に英議会の財務特別 委員会で証言する。キャメロン首相は2日に、財務委員会のアンドル ー・タイリー委員長が中心となって議会による銀行業界への調査が行わ れることを明らかにした。

バークレイズでは2日付で副会長に就任したマイケル・レーク氏が 同行の事業慣行についての調査を率いる。独立した外部の人材と非執行 役員で構成する委員会は調査結果を公表する。

ダイアモンドCEOはLIBOR金利報告をめぐる管理強化と操作 にかかわった行員への「適切な処分」を約束した。これらの対応につい て、アギウス氏および非執行役員らから「全面的な支持を得ている」と 強調した。同行による調査とともに刑事捜査も行われると付け加えた。

--取材協力:Lindsay Fortado、Jennifer Ryan、Liam Vaughan、Scott Hamilton.

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