反緊縮掲げた仏大統領も歳出削減か、430億ユーロ節減必要に

反緊縮を掲げて当選したフランスの オランド大統領も、歳出削減を余儀なくされそうだ。仏会計院は2日、 同国が2012、13年で最大430億ユーロ(約4兆3200億円)の節減が必要 だと指摘した。

会計院は報道機関に配布した声明で、「我が国の公的財政を立て直 す公約を果たすことは不可欠だ」とし、「高水準の赤字と負債により財 政は危険水域にある」と指摘している。

会計院の報告を受けてエロー首相が3日に経済計画を示し、モスコ ビシ財務相が4日に詳細な修正予算案を示さなければならない。成長停 滞の中で赤字削減に取り組まざるを得ないオランド大統領の手腕が問わ れるところだ。

モスコビシ財務相は6月25日に「増税も歳出削減もあるだろう」と した上で、「しかし緊縮という議論は拒否する。経済活動を損ねるよう な財政政策は避けなければならない」と述べていた。

会計院の報告によると、フランスが赤字圧縮目標を達成するために は今年60億-100億ユーロ、来年は330億ユーロの節減が必要になる。

債務危機で隣国のスペイン、イタリアの借り入れコストが上昇する 中、フランスは赤字を今年、国内総生産(GDP)の4.5%、来年は 3%に減少させる目標を後退させるわけにはいかない。フランス銀行 (中央銀行)のノワイエ総裁は6月26日に、「フランスの借り入れコス トは赤字圧縮に関する政府の柔軟でない姿勢の恩恵を受けている」とし た上で、「市場は簡単に気が変わる」と警告していた。

原題:Hollande Needs Up to EU43 Billion 2012-13 Savings, Auditor Says(抜粋)