ユーロ圏:5月の失業率11.1%、過去最悪-景気減速響く

ユーロ圏の5月の失業率は統計始ま って以来の最悪となった。深刻化する景気低迷と財政緊縮は、スペイン などで企業に人員削減を促した。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)の2日の発表による と、5月の失業率は11.1%で、4月の11%を上回り、1995年の統計開始 以来の最高となった。

債務危機の悪化が輸出と消費者支出に影響を及ぼし、欧州企業は利 益確保に向けコスト削減を迫られている。ドイツのルフトハンザ航空や フランスのプジョーシトロエングループ(PSA)などが需要落ち込み への対応で人員削減を模索している。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、マーク・ミラー氏(ロ ンドン在勤)は「全体的に懸念される状況だ。実体経済における問題が 金融市場の問題によって増幅されている」と述べ、「最近の調査によれ ば、企業景況感はかなり落ち込んだ。これは雇用市場がさらに悪化する 可能性を示唆している。状況がすぐにでも沈静化すると予想するのは極 めて難しい」と続けた。

発表によると、ユーロ圏の失業者数は1756万1000人と、4月から8 万8000人増えた。EU加盟国の中でスペインの失業率は最も高く、5月 は24.6%と、前月の24.3%から上昇した。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト57人の調査中央値によれ ば、欧州中央銀行(ECB)は5日の定例政策委員会で政策金利を少な くとも0.25ポイント引き下げ、過去最低の0.75%に設定すると予想され ている。

原題:Euro-Area Unemployment Climbs to Record on Spanish Cuts (1)(抜粋)

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