今日の国内市況(7月2日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は4日ぶり小反落、円高懸念し輸出関連弱い-資源堅調が支え

東京株式相場は4日ぶりに小反落。為替市場で円が午後強含みとな ったことや根強い欧州不安が懸念され、輸送用機器や電機など輸出関連 株が安い。電気・ガスや食料品など内需関連の一角も下げた。米国の重 要経済統計の内容を見極めたいと買い手控えムードも強く、東証1部の 売買代金は1兆円割れ。

一方、先週末に原油など国際商品市況 が急騰したことを好感し、 商社など卸売や石油・石炭製品、非鉄金属、鉱業など資源関連株は終日 堅調に推移し、相場全般の下支え役を果たした。

TOPIX の終値は前週末比0.74ポイント(0.1%)安の769.34、 日経平均株価は3円30銭(0.04%)安の9003円48銭。

●債券反発、超長期債の買いが相場押し上げ-朝方は米債安で売り優勢

債券相場は反発。欧州債務懸念の緩和で前週末の米国債相場が下落 した流れを引き継いで売りが先行したが、午後に入ると超長期債などに 買いが入り相場が押し上げられた。

JPモルガン証券の山脇貴史 チーフ債券ストラテジストは、「欧 州連合(EU)首脳会合の合意内容を冷静に見るとそれほど大きな前進 はなく、債券が底堅く、株は上値が重くなった。超長期債がしっかりし ていたことが先物の買い戻しにつながったのではないか」と話した。

東京先物市場で中心限月9月物は、前週末比5銭安の143円64銭で 取引を開始し、一時は143円55銭まで下落し、日中で6月18日以来の安 値を付けた。午後に入ると水準を切り上げ、プラスに転じ、結局は8銭 高の143円77銭と、きょうの高値で引けた。

●ユーロ反落、EU首脳会議後の上昇続かず-危機打開にはなお懐疑的

東京外国為替市場ではユーロが反落。先週末は欧州連合(EU)首 脳会議での危機対策合意を好感してユーロが急反発したが、欧州債務危 機に対する不安が完全に払しょくされない中で、ユーロ買いは続かなか った。

ユーロは対円 で前週末に6月21日以来の高値1ユーロ=101円39銭 まで急伸したが、週明けの取引では100円34銭まで反落。ユーロ・ドル 相場も前週末に付けた同21日以来のユーロ高値1ユーロ=1.2693ドル付 近から、一時1.2612ドルまで値を切り下げた。

クレディ・アグリコル銀行外国為替部ディレクター、斎藤裕司氏 は、首脳会議の結果については、真の勝者はドイツだとする報道も出て おり「あまりバラ色ではないといった感じで、利食いが先行している」 とユーロの反落を説明した。