中国や豪州などアジアの住宅価格が回復、金利低下で需要増加

投資家がアジア太平洋地域での不動 産投資を目指す中、金利低下を背景に不動産需要が増加し、中国やシン ガポール、オーストラリアでは住宅価格が回復した。

中国の6月の新築住宅価格は10カ月ぶりに上昇に転じた。豪州の主 要8都市の住宅価格は月間ベースでは過去2年余りで最大の伸びを示し た。住宅ローン金利低下が追い風となった。シンガポールの住宅価格は 4-6月(第2四半期)に過去最高水準を回復した。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は6月20日、オペレーションツ イスト(ツイストオペ)の延長を決め、保有債券の残存期間の長期化を 図るとともに、必要であれば一段の措置を取る用意があると表明した。 中国や豪州の中銀は先月、利下げを実施。シンガポールの住宅ローン金 利は過去最低水準となっている。

サビルズのディレクター、アラン・チョン氏(シンガポール在勤) は「欧米の量的緩和が、成長のエンジン役と見なされるアジアに影響を 及ぼしている」と指摘。「長期にわたって低金利が続けば、インフレが 不可避であることは確実だ」と付け加えた。

SLPインターナショナル・プロパティ・コンサルタンツのエグゼ クティブディレクター、ニコラス・マク氏は「低金利環境に加え、投資 家がインフレヘッジのための投資機会を探していることが価格上昇につ ながっている」と説明した。

原題:Asia’s Home Prices Rebound as Low Interest Rates Boost Sales(抜粋)

--取材協力:Michael Heath、Bonnie Cao.

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