6月の米自動車販売台数、2カ月連続頭打ちか-BN調査

米国の6月の自動車販売ペースは、 2カ月連続で頭打ちとなったもようだ。労働市場の失速や消費者信頼感 の低下に伴い、米シティグループやドイツ銀行のアナリストは2013年の 需要見通しを引き下げている。

ブルームバーグが集計したアナリスト15人の予想平均によると、3 日発表される米自動車販売台数は業界全体で1380万台(季節調整済み、 年率換算)となり、5月の販売ペースと一致する見通し。5月は今年初 めて年1400万台のペースを下回った。1-4月は年率換算で1450万台だ った。

クレディ・アグリコル証券傘下のCLSAでアナリストを務めるエ マニュエル・ロスナー氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビューで、 「今年これまでよりも力強さがなくなっている」と述べた上で、「米自 動車販売と最も密接に関連するマクロデータは消費者信頼感と雇用統計 だが、いずれも若干後退している」と語った。

シティのイタイ・ミシャリ氏とドイツ銀のロッド・レーチェ氏は先 月、米雇用者数の伸びの鈍化や消費者信頼感の悪化を理由に13年の業界 全体の販売台数見通しをいずれも50万台下方修正。ミシャリ氏は1450万 台、レーチェ氏は1420万台に引き下げた。

米メーカーでは6月はクライスラーが好調だったと予想されてい る。アナリスト10人の予想平均によれば、同社は前年同月比18%増が見 込まれている。一方、アナリスト11人の予想平均によると、ゼネラル・ モーターズ(GM)は7.6%増、フォードが3.7%増の見通し。

日本勢では東日本大震災の影響で前年に供給が落ち込んでいたトヨ タ自動車が66%増、ホンダは51%増が見込まれている。日産自動車 は21%増のもよう。いずれもアナリスト8人の予想平均。

韓国勢はヒュンダイモーターカンパニー(現代自動車)と起亜自動 車が合計で9.8%増(アナリスト6人の予想平均)の見通し。ドイツの フォルクスワーゲン(VW)は「アウディ」ブランドと合計で28%増 (アナリスト4人の予想平均)が見込まれている。

--取材協力:Keith Naughton.