ホンダ:燃料電池車の技術をフィットEVに応用-性能に貢献

ホンダは、水素燃料電池車の技術の 進歩が、交流電力消費率(電費)性能が全米で最も高い電気自動車「フ ィットEV」の開発に役立ったと指摘した。

ホンダはハッチバック型のフィットEVについて、カリフォルニア とオレゴン両州で7月20日から月間389ドル(約3万1000円)でリース を開始する。1回の充電で82マイル(132キロ)の走行が可能で、ガソ リン換算で1ガロン当たり118マイルという性能は、日産自動車の「リ ーフ」やフォード・モーターの「フォーカスEV」を上回る。こうした 性能には新型水素燃料電池車「FCXクラリティ」から応用した部品が 貢献したと、両プロジェクトを統括する本田技術研究所の上席研究員、 藤本幸人氏は指摘した。

藤本氏は6月26日にカリフォルニア州パサディナでインタビューに 応じ、モーターやモーターコントローラー、ブレーキ、ACシステムと いった部品はできるだけ両方で利用できるように開発を試みたとし、ク ラリティのチームのメンバーがEV開発にも携わっていると説明した。

環境公共政策団体である国際クリーン交通委員会(ICCT、本部 ワシントン)のプロジェクトマネジャーで、ホンダの元技術者であるジ ョン・ジャーマン氏は「研究開発(R&D)の観点から言うと、EVと 燃料電池車の間には共通の部品が多い」とし、「ホンダには燃料電池車 分野で、応用できる豊富な経験がある」と述べた。

原題:Honda Leverages Fuel-Cell Savvy to Extend Fit’s Electric Range(抜粋)