民主・小沢元環境相:デフレ脱却、日銀が独立性の下に努力怠る

民主党の小沢鋭仁元環境相は、日 本銀行は1998年の改正日銀法で与えられた政府からの独立性の下でデフ レ脱却への努力をサボタージュしているとの認識を示した。

6月28日のブルームバーグ・ニュースのインタビューで語った。小 沢氏は民主党の有志議員で作る「円高・欧州危機等対応研究会」の会長。 同研究会は内閣が国会の同意を得て正副総裁や審議委員を解任できるよ うにするなど政府の日銀に対する影響力を強めるための日銀法改正を提 唱している。

同氏は民主党内に根強い日銀法改正への反対論について「政治が介 入しておかしいという話をするのだけれども、逆に言うと何にも責任を 問われない組織という話の方がおかしい」と述べ、政府が任期途中で正 副総裁らを解任できない現在の制度に疑問を投げかけた。

日銀のデフレへの対応については「独立性の名の下でサボタージュ している」と主張した。

来年4月に任期を迎える白川方明総裁の後任人事については「きち んとした政策をしてくれる人ということだ。少なくとも今の日銀の政策 スタンスでこれからもやるということはあり得ない」と述べ、より金融 緩和に前向きな人材の登用が望ましいとの認識を示した。

小沢鋭仁氏は6月26日の衆院本会議での消費増税法案の採決に棄権 した。その理由について「消費税を上げないと私も、党もある意味では 約束して選挙を戦ったので政治的な責任として大手を振って賛成という 気持ちになれなかった」ことを挙げた。その上で、今回の増税案そのも のについては「政策論としては、なんとか許容範囲だ。景気条項も残っ たし、反対はできなかった」とも説明した。

--取材協力:Isabel Reynolds. Editors: 杉本 等, 小坂紀彦