富士フHD:協調融資で600億円調達へ、高格付けで低金利に-関係者

米超音波診断装置企業ソノサイトを 買収した富士フイルムホールディングスは、シンジケートローン(協調 融資)で総額600億円を月内に調達する。買収に伴い前期(2012年3月 期)に支出したほぼ同額を低金利で借り入れる形になる。

事情に詳しい複数の関係者によると、協調融資は7年と10年の300 億円の2本立ての見込み。利率はそれぞれ3カ月円LIBOR(ロンド ン銀行間貸出金利)+3ベーシスポイント(1bp=0.01%)と10b p。三井住友銀行と三菱東京UFJ銀行が案件を取りまとめ、下旬に契 約を締結する見通しだ。

実質無借金経営の富士フHDは、格付投資情報センター(R&I) から「AA」の高格付けを得ている。今期から5年間に返済期限が到来 する借入金の最低利率は0.51%。高格付けと金融機関の金余りを受け て、今回の資金調達条件はこの利率を下回る見込みだ。

経営企画部広報グループの青木宇雄氏は協調融資について2日、外 部に公表しないことなので詳細はコメントできないと述べた。前期末で のソノサイト買収完了に伴い富士フHDは、現預金が2351億円と06年3 月期以来の低水準になった。今期(13年3月期)末には計1000億円の転 換社債の償還も控えている。