バーゼル委:流動性基準の計算方法の修正で暫定的に合意

国際銀行監督当局は、現金化が容易 な資産を金融機関が十分に保有しているかどうかを計算する方法につい て、実施を予定するルールが厳し過ぎるとの懸念に応えて、修正を行う ことで暫定的に合意した。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

国際決済銀行(BIS)のバーゼル銀行監督委員会はストックホル ムで先週開いた会合で、国際的流動性基準である「流動性カバレッジ比 率(LCR)」について話し合った。協議の非公開を理由に関係者らが 匿名で語ったところでは、監督当局者らは、信用危機が再発した場合に 銀行に何が起こり得るかについて前提を修正した。これとは別に英国の 監督当局者は29日、イングランド銀行(英中央銀行)の資金供給のおか げで銀行が流動性バッファーを利用する余地が拡大している可能性があ ると指摘した。

関係者らによれば、LCR達成のためにどのような種類の資産算入 を銀行に認めるべきかというさらに議論の分かれる問題では、銀行監督 委は合意に達することができなかった。関係者の1人によれば、基準を どこまで厳しくすべきかをめぐって委員の間で意見が割れているとい う。

バーゼル銀行監督委が新たな銀行資本規制「バーゼル3」の一部と してまとめたLCR基準は、信用収縮を30日間十分乗り切れるだけの現 金化の容易な資産の保有を金融機関に義務付けるもので、2015年の実施 を予定している。銀行側は過度の現金の保有と国債の購入を求められる ことで融資の抑制につながりかねないと反論していた。

原題:Basel Said to Agree on Draft Changes to Bank Liquidity Rule (2)(抜粋)

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