今週の米経済指標:4-6月の雇用の伸び、約2年ぶり低水準か

今週発表の米経済指標では、6月の 雇用者数の増加幅が前月を上回ったと見込まれるものの、雇用の伸びは 四半期ベースではここ2年余りで最小にとどまったもようだ。米景気回 復が勢いを失っていることが示されるとエコノミストらは予想してい る。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト59人の予想中央 値によると、米商務省が6日発表する6月の雇用統計で非農業部門雇用 者数は前月比9万人増が見込まれている。5月は同6万9000人増だっ た。政府部門を除く民間部門の雇用者数は10万人増加したもよう。予想 通りなら4-6月(第2四半期)は四半期ベースで2010年1-3月(第 1四半期)以来の低い伸びとなる。

キャピタル・エコノミクスの米国担当シニアエコノミスト、ポー ル・デールズ氏(ロンドン在勤)は「雇用創出に弾みがつくことが必要 だ。家計支出を持続させるにはそれ以外にない」と指摘。「景気は現状 から大きく悪化することはないが、それほど強くなることもない」と述 べた。

6月の失業率は8.2%と前月と同水準が予想されている。2009年2 月から8%を上回る失業率が続いており、これは1948年の月次統計開始 後で最長。

国内外の需要減退で製造業による経済への寄与は以前より小さくな っているようだ。米供給管理協会(ISM)が2日発表する6月の製造 業景況指数は52(予想中央値)と、前月の53.5から低下し、8カ月ぶり 低水準が見込まれている。同指数は50を上回ると製造業活動の拡大を示 す。

ISMが5日発表する6月の非製造業景況指数は53(予想中央値) と、前月の53.7から低下が予想されている。非製造業は米経済の約9割 を占める。

原題:Hiring Probably Cooled in Second Quarter: U.S. Economy Preview(抜粋)

--取材協力:Kristy Scheuble.

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