【FRB要人発言録】積極的過ぎる緩和はインフレ招く

6月25日から7月1日までの米連 邦準備制度理事会(FRB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は 発言者の氏名をクリックしてください)。

<6月29日> ブラード・セントルイス連銀総裁(アーカンソー州で講演):現行の超 金融緩和はこれまでのところ適切だが、積極的に進め過ぎれば1970年代 のような状況を世界規模で再来させてしまいかねない。インフレの魔物 を瓶から出してはならない。強いて言えば、連邦公開市場委員会( FOMC)は金融政策であまりにも多くのことをやろうとしている可能 性があり、米国・世界経済において金融不安を招く恐れがある。

ダドリー・ニューヨーク連銀総裁(プエルトリコの商工会議所向けに講 演):今年は比較的明るいスタートを切った後、経済の勢いは過去数カ 月に鈍化した。雇用の伸びはプラスにとどまっているが、最近は著しく 減速した。経済が前進する勢いを失ったためで、失業率は高止まりして いる。

ローゼングレン・ボストン連銀総裁(アムステルダムで講演):市場が 緊張状態にあるときに、MMFのようなファンドから資金流出が起きる とのはっきりとした認識がないままに、MMFをサポートするパターン が見られる。

<6月28日> フィッシャー・ダラス連銀総裁(コロラド州アスペンで講演後記者団 に):私は住宅市場が底打ちしたと確信している。(この改善は)住宅 ローン金利の低下に支援された。

ピアナルト・クリーブランド連銀総裁(クリーブランドで講演):良い 教育を受けて強い職務能力を備えた住民の数が十分でない限り、生活水 準は向上しない。手ごろな住宅と融資への公平なアクセスは重要だが、 コミュニティーを確実に強くするにはそれだけでは十分でない。

<6月27日> ロックハート・アトランタ連銀総裁(PBSテレビの番組でのインタビ ュー):(量的緩和が)選択肢の一つなのは確かだ。われわれがより大 きな銃を持ち出す必要がある状況にはまだなっていないと思う。

<6月26日> フィッシャー・ダラス連銀総裁(フォックス・ビジネス・ネットワーク とのインタビュー):市場をゆがめずにできることには限界がある。本 当の問題は、市場による証券配分の方法をツイストオペがどの段階で妨 げ始めるかということだ。ツイストオペの効果が非常に小さいものにと どまり、コストが恩恵を上回るのではないかと疑問視している。

<6月25日> ラッカー・リッチモンド連銀総裁(フォックス・ビジネス・ネットワー クとのインタビュー):現在見られている米経済の成長を後押しする十 分の能力を金融政策は有していない。成長の阻害要因を金融政策は相殺 できない。

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