米牛肉価格が上昇-ピンクスライム肉への懸念歯止めにならず

米国で牛の飼育数が1952年以来の低 水準に減少している。この3年後の55年、レイ・クロック氏が最初のマ クドナルドのハンバーガー店を開店した。米国では牛肉の国内需要が20 年ぶりの低水準に落ち込む中、牛の飼育数減少で供給が減り価格が上昇 している。

米政府のデータによると、米国の牛肉生産は2013年に3年連続で減 少すると予想されている。干ばつの影響で牧草が被害を受け、畜産農家 が飼育数を削減せざるを得ない状況となったためだ。ミズーリ大学の畜 産エコノミストで米農務省への助言も手掛けるロン・プレーン氏は、シ カゴ市場の生牛先物相場が年末までに過去最高値の1ポンド当たり1.33 ドルに上昇すると予想している。米国は世界最大の牛肉生産国。

「ピンクスライム」と呼ばれる加工肉や4月に確認された牛海綿状 脳症(BSE)に対する消費者の懸念に対処している畜産農家の所得 は、牛肉価格上昇によって下支えされている。米国では牛肉消費が6年 連続で減少する一方、輸出は昨年、過去最高水準に達した。国連のデー タによると、食料価格指数は過去最高水準に達した11年2月以降14%低 下しているが、世界の食肉小売価格は4.8%上昇している。

原題:Pink Slime No Brake to Beef Rally as Herd Contracts: Commodities(抜粋)

--取材協力:Steve Stroth.