リッチモンド連銀総裁:政府債務の増加で当局の政策が困難に

米リッチモンド連銀のラッカー総裁 は、米政府の債務が向こう10年間で予測通りに増加した場合、インフレ 率を目標の2%未満に抑えるための金融当局の取り組みに困難が生じる 可能性があるとの認識を示した。

総裁は、リッチモンド連銀がウェブサイトで公表した2011年の年次 リポートに掲載されたエッセーで、「この債務増加予測は憂慮すべきも のだ。予測通りに増えた場合、金融政策に難題をもたらしかねない」と 指摘。米国はいわゆる「財政の限界」に達しかねず、そうなれば政府は デフォルト(債務不履行)を余儀なくされるか、金融当局に対しインフ レの加速容認を働き掛けざるを得なくなる恐れがある、と説明した。

また、さらに厄介なのは、金融当局が物価上昇を容認すると国民が 見込んだ場合、インフレが爆発的な勢いで高進する可能性があることだ と警告した。その上で、現在のところ投資家は米国債に対する信頼感を 維持しており、それは「明るい兆しだ」と指摘した。

原題:Lacker Says Rising Federal Debt Poses Challenge for Fed Policy(抜粋)

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