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ドイツ債上昇、10年債利回りは初の1.2%割れ-英国債も堅調

31日の欧州債市場ではドイツ国債が 上昇し、10年債利回りが初めて1.2%を割り込んだ。欧州金融不安が世 界景気に影響を及ぼすとの兆候を背景に、域内で最も安全とされる同国 債の需要が高まった。

フランスとオランダ、オーストリア、フィンランドの10年債利回り も過去最低を記録した。1-3月(第1四半期)の米経済成長率が速報 値から下方修正されたことが手掛かり。アイルランド国債は軟調。同国 では欧州連合(EU)の新財政協定の批准の是非を問う国民投票が実施 されている。

ドイツ10年債利回りは5月に約0.5ポイント低下した。ギリシャ政 局の行き詰まりや、スペインが国内3位の銀行を一部国有化したため だ。

ロイズ・バンキング・グループの債券ストラテジスト、エリック・ ワンド氏(ロンドン在勤)は「リスクオフのセンチメントがドイツ国債 を支え、準中核国の国債にもこうした動きが波及しつつある」と述べ、 「ドイツ国債の利回りが過去最低にあることから、投資家らはフランス やオーストリアなどに代替投資先を模索する可能性がある」と続けた。

ロンドン時間午後5時現在、ドイツ10年債利回りは前日比7ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.2%。一時は過去最低と なる1.199%まで達した。同国債(表面利率1.75%、2022年7月償還) の価格は0.66上昇の105.185。月初来では46bp下げた。

2年債利回りは2日連続でゼロまで下げたほか、30年債利回りは8 bp低下し1.738%と、これまでの最低となった。

フランス10年債利回りは前日比13bp低下の2.36%。一時 は2.331%まで下げた。オーストリア10年債利回りは2.107%、オラン ダ10年債利回りは1.611%、同年限のフィランド債利回りは1.492%まで それぞれ低下する場面もあった。

英国債

英国債市場では10年債が上昇。同利回りは前日比8bp低下 し1.57%。一時は1.563%を付けた。同国債(表面利率4%、2022年3 月償還)価格は0.775上げ121.915。2年債利回りは3bp下げ0.23%と なった。

原題:German 10-Year Bund Yield Drops Below 1.2%; French Bonds Advance(抜粋) Pound Drops Against Euro, Dollar as Financial Turmoil Deepens(抜粋)

--取材協力:Emma Charlton、Anchalee Worrachate.

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