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関電株が大幅高、政府が大飯原発再稼働決定へ-東京市場

関西電力株が大幅高となり、一時約 9カ月ぶりの上昇率を記録した。政府が大飯原子力発電所3、4号機 (福井県おおい町)の再稼働を来週決定するとの報道が手がかり。

関電株は一時、前日比90円(8.2%)高の1189円を付け、昨年8 月10日以来の日中上昇率となった。終値は35円(3.2%)高の1134円。

首相官邸のホームページによると、30日夜、大飯原発の再稼働をめ ぐる4大臣会合が開かれ、野田佳彦首相はその中で、「関西広域連合か らは、原子力規制庁等の政府機関が発足していない中で、政府の安全判 断が暫定的であることを踏まえた適切な判断を求めるとの声明をいただ いた。関係自治体の一定の理解が得られつつある」との認識を示した。 首相はさらに「立地自治体の判断が得られれば、最終的には4大臣会合 で議論し、最終的には私の責任で判断する」と述べた。

これを受けて、31日付日本経済新聞朝刊は政府が来週中に大飯原発 の再稼働を決める方向だと報じた。

大阪市の橋下徹市長は31日、市役所内で夏の電力不足を乗り切るた めの一時的な再稼働に限るとの条件を付けた上で、「事実上の容認だ」 と明言した。関西広域連合は30日、「政府の暫定的な安全判断であるこ とを前提に、限定的なものとして適切な判断をするよう強く求める」と の声明を発表した。

日本の原発は現在、全50基が停止しており、大飯原発の再稼働が認 められれば、東京電力・福島第一原発事故後に定期点検や追加点検を経 て稼働する初めてのケースとなる。日経によると、フル稼働には最長6 週間かかり、政府は夏の電力需要ピーク期を前に稼働させたい意向とい う。

政府は14日、今夏の節電目標を発表。その中で、関電管内は14.9% の電力不足が予測され、2010年比で15%以上の節電を求めていた。

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