香港の金取引、1月の高水準から78%落ち込む-相場下落で

香港の人民元建て金取引がピークだ った1月と比較して78%落ち込んだ。中国金銀取引協会によると、金相 場の下落や宝飾品小売業者の売り上げ鈍化、為替相場の軟化が背景にあ る。

中国金銀取引協会の張德熙理事長は29日のインタビューで、5月の 1日当たりの取引高の平均が5億3300万元(約66億円)と、1月の23 億8000万元から減少したことを明らかにした。取引を開始した昨年10月 に張理事長が示した目標額の49億元を両月共に下回った。取引の約80% は現物引き渡しとなっている。

中国最大の金宝飾品メーカー、老鳳祥によると、金相場下落で投資 家が離れ、経済成長鈍化に伴い売上高が減少するため中国の金需要は今 年、伸び悩む可能性がある。中国は世界2位の金消費国。ドルに対する 人民元相場は今月に入って0.8%下げ、ペッグ(連動)制が廃止され た2005年7月以降で最大の下落率を示しており、人民元を保有する魅力 も低下している。

張理事長は「金相場が低水準にある局面では、会員は金現物を供給 したがらない。売り上げが鈍化しているため、宝飾品メーカーの人民元 収入は減っている。金を購入する代わりに人民元を銀行に預金すること を選んでいるのかもしれない」と語る。

金相場は月間ベースで4カ月連続の下落となりそうだ。そうなれ ば1999年以降で最長の下落相場となる。ドル建ての金現物相場はこの間 に11%下落し、30日時点で1オンス当たり1548.88ドル近辺。中国金銀 取引協会のウェブサイトに掲載された同日のデータによると、香港の人 民元建て金価格は1グラム当たり316.7元で、1オンス当たりでは1413 ドルに相当する。

原題:Hong Kong’s Gold Trading in Yuan Slides 78% From January Record(抜粋)

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