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スペインの銀行の劣後債が大幅下落-保有者の損失負担懸念

スペインの金融システムの救済で投 資家が損失を被るとの懸念を背景に、同国の大手銀行の劣後債は今月、 最低のパフォーマンスを見せている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチのユーロ・ファイ ナンシャル・サブオーディネーテッド・アンド・ローワー・ティア2指 数によれば、ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)債 は平均で8.6%下落し、欧州の銀行劣後債で最大の下落を記録。同国銀 行最大手サンタンデール銀行の債券は5.7%下落し、下落率2位。

スペインは10年物借り入れコストが危機的水準である7%に接近す る中で国内銀行をどう支援するかの難題に取り組んでいる。経営破綻し た貯蓄銀行の合併で発足し、国有化されたバンキアは190億ユーロ(約 1兆8600億円)の公的支援を要請した。スペインの金融機関の劣後債保 有者は債券保有者に影響する救済が実施された場合、真っ先に損失を被 る。

クレディ・スイス・アセット・マネジメント(チューリヒ)のファ ンドマネジャー、アンドレアス・フィッシャー氏は「劣後債保有者が損 失を負担するリスクはここ数週間で高まった」と述べ、「スペインにつ いては総じて悲観的な見方があり、劣後債は最もリスクの高い部分の1 つだ」と指摘した。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、BBVAの劣後債 (2019年償還、表面利率4.375%)は国債に対する利回り上乗せ幅(ス プレッド)が過去最大の788ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)。今月は200bp拡大した。サンタンデール銀行の劣後債 (19年償還、利率6.5%)のスプレッドは過去最大の826.5bp。5月初 めは676bpだった。

原題:Spanish Bank Junior Bonds Suffer Heavy Losses on Rescue Bets (1)(抜粋)

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