NY連銀総裁:追加刺激は不要、米経済は緩やかな成長継続へ

ニューヨーク連銀のダドリー総裁 は、米経済は「緩やかなペース」での成長が続く可能性が高いとの認識 を示した。その上で、景気が腰折れしない限りは金融面での追加刺激策 は必要ないだろうと述べた。

総裁は30日にニューヨークで講演。事前に配布された原稿によれ ば、「米経済成長が十分な速さを維持し、未使用の経済的資源を適切な ペースで切り崩して活用していく限り、追加策の効果がコストを上回る ことはないだろう」と述べた。

その上で、労働市場が沈滞するか、デフレの脅威が増大、もしくは 成長リスクが大きく高まるような状況になった場合は、追加緩和に賛成 する考えを示した。

経済の成長ペースについては「期待外れ」であり、「回復を遅らせ ている向かい風は周知されている」と説明。消費者はレバレッジの解消 を続け、住宅市場は「依然として沈滞」、そして財政政策は「抑制的 だ」と続けた。

一方で、向かい風の一部は弱まりつつあると指摘。雇用の伸びが改 善し、信用状況も緩和してきていると説明した。「そうした理由から、 経済成長は向こう数年間で徐々に力強さを増すと見込んでいる」と述べ た。

米連邦公開市場委員会(FOMC)の現行政策については、2014年 終盤まで金利を低水準に据え置く方針も含めて支持する姿勢を示した。 ダドリー総裁は「成長が十分力強さを増す、あるいは中期的なインフレ に対する真の脅威を示す兆候が見られる場合」には、幾分か早めの段階 で引き締め策を検討する用意があると説明した。

原題:Fed’s Dudley Sees Economy Continuing to Grow at Moderate Pace(抜粋)

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