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ピサリデス教授:ユーロ離脱で恩恵受けるのはギリシャ富裕層

ノーベル経済学賞を受賞したクリス トファー・ピサリデス教授(英ロンドン・スクール・オブ・エコノミク ス)は、ギリシャがユーロ圏を離脱することになれば、より貧しい市民 を犠牲にして裕福なギリシャ人が利益を得ることになるとの見方を示し た。

ピサリデス教授は30日、ロンドンでインタビューに応じ、多くのギ リシャ人が資金を引き出しユーロ圏内の他国に移して預金していると指 摘。ギリシャが旧通貨ドラクマを復活させれば通貨価値は大きく下がる ため、国外にユーロ預金したギリシャ人はドラクマを低い交換レートで 取得して、ギリシャ国内の資産をさらに買い増すことができると述べ た。

一方で、貧しいギリシャの人々は国が直面する困難を察知する能力 はあるものの、富裕層ほどにはユーロ圏離脱に伴う影響をしのぐ資金保 護ができないと指摘。こういった人々は預金口座からの迅速な出し入れ を実行する必要があるが、少額預金は銀行が扱わない可能性があると説 明した。

ピサリデス教授は、「恩恵を受けるのは富裕層だ。資金を海外に動 かすことができるからだ。裕福なギリシャ人はすでにそうしているが、 つましい預金しか持たない人々にはそれができない」と語った。

原題:Pissarides Says Euro Exit Would Aid Rich Greeks at Cost to Poor(抜粋)

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