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イタリアの高債務と低成長、危機への脆弱性を高める-欧州委

欧州連合(EU)の行政執行機関、 欧州委員会は、イタリアが高水準の政府債務と低い成長率によって域内 ソブリン債危機に対し一段と脆弱(ぜいじゃく)になっているとの認識 を示した。

欧州委は政策提言に付随するスタッフがまとめた報告書で、投資家 らはリスク回避を強めており、イタリアの長期的な問題に対する見方が 一段と暗くなったと指摘。その結果、債務の持続可能性についての懸念 が借り入れコストを押し上げるとともに、信頼感と消費需要に打撃を与 えていると分析した。

高債務と低成長の組み合わせはユーロ圏全体に波及する恐れがあ り、さらなる経済リスクが示唆される。欧州委はまた、イタリアの経常 収支は「抑制されている」ものの、「赤字トレンド」となっており、 「著しいマクロ経済面でのリスクを引き起こす」可能性があるとも論じ た。

欧州委はイタリアには短期的に債務水準を引き下げる必要があると 強調。同国経済は今年マイナス1.4%成長となった後、来年は段階的に 回復するが、失業率は今年が9.5%、来年は9.7%に上昇するとの見通し を示した。

原題:EU Says Government Debt Is Biggest Threat to Italian Economy(抜粋)

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