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フェイスブック株が下落、最安値を更新-オプション取引開始

29日の米株式市場でフェイスブック 株が下落、最安値を更新した。新規株式公開(IPO)からこれま で24%以上値下がりしており、過去10年の大型新規公開株では最悪のパ フォーマンスとなっている。

同社の株価終値は前営業日比9.6%安の28.84ドルと、22日に記録し たこれまでの最安値(30.94ドル)をさらに下回った。上場は18日で、 IPO価格は38ドルだった。

ブルームバーグがまとめたデータによると、29日に開始されたフェ イスブック株のオプション取引では、プットオプション(売る権利) が20万枚余り取引され、プットの出来高はコールオプション(買う権 利)の出来高の1.2倍に上った。

フェイスブックの株式時価総額は約250億ドル(約2兆円)減少し た。同社の株式公開後、株式市場やオプション市場で弱気心理が広が り、米株式相場は昨年9月以来初めて月間ベースで下落に向かってい る。フェイスブックと引受業者、ナスダック・OMXグループは先週、 同社IPOで損失を被ったとする投資家から提訴された。29日のフェイ スブック株オプションの出来高ランキングは、権利行使価格30ドルの6 月限プットが2万3723枚で最多だった。その後には同34ドルの6月限コ ールと同32ドルの6月限コールが続いた。

バール・アンド・ゲイナーで資産運用に携わるマット・マコーミッ ク氏は、「投資家は失望している」と述べ、「多くの投資家は誇大広告 を信じていた。こうした不安定な市場環境では投資家はリスクを取りた がらない」と続けた。

フェイスブック株は18日に一時は45ドルに上昇し、同日終値でみた 株価収益率(PER)は83.1倍と、S&P500種株価指数構成銘柄 の99%よりも割高になった。

同社のIPOの規模は160億ドル強と、テクノロジー企業では過去 最高を記録した。ただ、上場後5営業日のリターンはマイナス13%と、 過去10年間の米国の大型IPO10銘柄で最悪。

--取材協力:Cecile Vannucci、Nikolaj Gammeltoft、Ilan Kolet、Lee Spears.

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