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スペイン中銀総裁、6月10日に退任-任期満了より1カ月早く

スペイン銀行(中央銀行)のオルド ニェス総裁は、任期満了を待たず1カ月早く退任する。スペインの銀行 には国際支援は不要だと投資家を説得する任務を次期総裁に委ねる。

同中銀が電子メールで配布した発表文によると、オルドニェス総裁 は29日、ラホイ首相と会談し辞意を伝えた。同首相は早期退任を了承。 総裁は予定されていた7月12日ではなく6月10日で退任する。

2006年の社会労働党政権による指名以降、銀行業界の監督に当たっ てきた同総裁は、国内3位の金融機関、バンキア・グループの今月9日 の国有化をめぐって批判を受けている。同国による銀行業界再建に向け た初の試みで10年に45億ユーロ(約4500億円)の公的資金の注入を受け たバンキアは今月25日に新たに190億ユーロの公的支援を要請した。

オルドニェス総裁を批判しているのは国民党政権や野党、中銀の検 査官。ガルシアレガス副商務相は28日、バンキアで起こったことの責任 は同総裁にあると批判。カタルーニャ同盟党首は11日、同総裁が「銀行 監督に注意を払わなかった」と指摘した。同中銀の検査官は16日付のラ ホイ首相宛ての書簡で、同総裁の辞任を求めた。

同中銀は発表文で、オルドニェス総裁が早期退任を決意したのは、 次期総裁が銀行業界再建に向けた政府の最新計画を運営するのに間に合 うようにするためだと説明。6月11日は銀行各行が新規制をどう順守し ていくかを示した計画を提出する期限だとした。

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