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スペイン:バンキア救済で公債利用案を撤回、財政の負担にも

スペインは同国の銀行バンキアの資 本増強のため公債を注入する案を撤回した。ラホイ首相は財政の重しに ならない銀行救済の方法を見つけるのに苦戦している。

経済省の報道官は28日、政府がBFAバンキアに現金ではなく公債 を注入することを検討していると明らかにしたが、スペイン国債利回り は上昇、投資家も同案を批判した。報道官は29日、同案は190億ユーロ (約1兆9000億円)規模のバンキア救済の中心的な選択肢ではないと述 べた。

スペインが銀行と地方政府を支えるため取り組む中で、中央政府の 資金調達コストも上昇している。

同国政府は、地方政府の資金調達を支援する仕組みを設計する方針 も示している。事情に詳しい関係者3人は、国家財政への負担増大を防 ぐため地方政府が税収を裏付けに共同で債券を発行する案が検討されて いると明らかにした。

スペインの10年国債利回りはBFAバンキアが9日に国有化される 前日に比べ約60ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇してい る。

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO) のマネジングディレクター、アンドルー・ボゾムワース氏は29日のブル ームバーグテレビジョンとのインタビューで、「スペインは何らかの形 で外部のバランスシートを利用することが必要なようだ」と述べた。

ラホイ首相は28日に、銀行のために欧州の救済を仰ぐことはしない と言明。一方で、恒久的な救済基金として7月に発足予定の欧州安定化 メカニズム(ESM)が政府を通さずに銀行に資本を直接提供できるよ うにするべきだとの見解も示した。この問題をめぐり欧州の指導者らの 間では意見が分かれていると、欧州連合(EU)の当局者が22日に述べ ている。

原題:Rajoy Rows Back on Spain Plan to Use Bonds to Rescue Bankia (1)(抜粋)

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