スペイン:リセッション悪化へ、小売り過去最大の落ち込み

スペイン経済は4-6月(第2四半 期)に、一段と深いリセッション(景気後退)に陥る見込みだ。スペイ ン銀行(中央銀行)が29日、見通しを示した。同日発表された4月の小 売売上高は前年同月比で過去最大の落ち込みとなった。

中銀は同日公表の月報で、第2四半期も生産縮小が続くことをデー タが示唆していると明らかにした。統計局によれば、4月の小売売上高 は営業日数調整済みで前年同月比9.8%減と、2004年の統計開始以来で 最大の落ち込みだった。

赤字削減を目指す政府の財政再建策が響き、スペイン経済はリセッ ションに陥っている。銀行救済の負担拡大を懸念し、スペイン10年国債 とドイツ国債の利回り格差は今週、ユーロ導入来の最大を付けた。

スタンダードチャータード銀行のエコノミスト、トーマス・コスタ グ氏(ロンドン在勤)は「債務危機の悪化と銀行業界の困難の増大が消 費者信頼感を押し下げている。消費者は裁量的支出や車など投資財の購 入を控えている」と述べた。

また、予算担当省のこの日のデータによると、スペインの中央政府 の財政赤字は1-4月に、国内総生産(GDP)の2.39%と前年同期 の1.57%から拡大した。税収減に加え地方政府向けの流動性支援が響い た。

原題:Spanish Recession Seen Deepening Amid Crisis Contagion: Economy(抜粋)

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