中国は成長支援で「驚くほどの余力」ある-フィッチのウー氏

中国政府には深刻な景気減速に対抗 するための発動可能な政策手段があるものの、同国経済を取り巻く不透 明感が同国の格付け評価の重しとなる可能性があると、フィッチ・レー ティングスが指摘した。

中国では4月の貿易と内需の経済指標が予想を下回ったため、エコ ノミストらが同国経済見通しを引き下げたのを受けて、温家宝首相は景 気拡大に一段の重点を置くと表明している。フィッチは2012年の中国の 国内総生産(GDP)成長率が8%前後と、昨年の9.2%から鈍化する と予想。ブルームバーグ・ニュースが集計した予想中央値では、8.2% が見込まれている。

フィッチのソブリン・グループ担当ディレクター、アート・ウー氏 (香港在勤)は「依然として中国政府には政策を柔軟に発動する驚くべ き余力がある」と指摘。ただ、「中国経済の見通しをめぐる不確実性が 短期的に格付けの重しとなる公算は大きい」と述べた。

フィッチは中国の自国通貨建て格付けを「AA-」、格付け見通し は「ネガティブ(弱含み)」としている。外貨建て格付けは「A+」 で、見通しは「ステーブル(安定的)」。

原題:Fitch’s Woo Says China Has ‘Tremendous Scope’ to Support Growth(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE