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スペイン:国債先物が現物相場の重しにも-銀行への支援懸念

スペインの10年物国債先物が29日に 取引を開始する。銀行と地方政府を支える政府の財政負担をめぐる懸念 で売り込まれている現物債相場の一段の重しになるリスクがある。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの債券ストラテジ スト、ジョン・レイス氏は先物について「流動性を高めるのに役立つと いう利点がある。スペイン債にとってプラスだ」とする一方で、スペイ ン国債の下落を見込む取引が「より容易に行えるようになり、先物価格 が現物債相場の足を引っ張ることになりかねない」と分析した。

スペイン国債は28日、銀行支援のコストがさらに増大するとの懸念 を背景に下落。10年物のドイツ国債との利回り格差(スプレッド) が514ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と1999年のユーロ発 足以来で最大となった。イタリア国債に対するスプレッドも1月17日以 来で最大の74bpに拡大した。

スペインのデリバティブ(金融派生商品)市場であるスペイン金融 先物取引所(MEFF)によると、バンコ・ポピュラール・エスパニョ ールやバンキア、バンキンテルなど金融機関6社がスペイン国債先物市 場で流動性提供の役割を約束している。2大銀行のサンタンデール銀行 とビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)は後日、先物 取引を開始するという。

原題:Spanish Bond Futures Risk Weighing on Debt Amid Funding Concern(抜粋)

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