財務省:2年債入札やり直し、落札結果好調も相場への影響限定的

財務省がきょう午前に実施した2 年利付国債の入札は、事務トラブルの発生で結果を公表できなかった ことから、午後に異例のやり直しとなった。入札結果は好調だったと の見方が出ていたが、債券相場への影響は限定的だった。

同省は午後2時から2年利付国債(6月発行、317回債)の再入 札に関する概要を示した上でオファーを開始し、締め切り時刻は2時 半。通常2時から行う国債市場特別参加者(プライマリーディーラー) を対象にした第2非価格競争入札を4時にずらした。同省理財局の平 井康夫国債業務課長は「2年債入札をもう1度やり直すことになった。 日銀の事務作業ミスによるものだ」と説明した。

日銀は2年利付国債の再入札について、午後5時に事務手続きを 完了したと発表した。

午後3時15分に発表された落札結果によると、最低落札価格は 100円00銭と午前に調査した事前予想の99円99銭5厘を上回った。 小さければ好調とされるテールはゼロとなり、前回の5厘から縮小。 投資家の需要の強さを示す応札倍率は9.79倍と、前回の5.67倍を上 回り、2005年6月以来の高水準となった。

BNPパリバ証券の藤木智久グローバルマーケットストラテジス トは、入札について、「どたばたしたが、再入札の結果は非常に強かっ た。落札利回りが0.1%で強い結果。日銀による追加緩和措置がなけ れば低下余地が見込めない下限の0.1%でも買いが入り、強い需要を 表している」と分析した。

もっとも、債券相場への影響は限られた。ドイツ証券の山下周チ ーフ金利ストラテジストは「あまり相場全体には関係ないと思う。10 年債であれば影響があったかもしれないが、2年債でショート(売り 建て)を作っていた向きもいないと思う」と説明した。バークレイズ 証券の丹治倫敦債券ストラテジストは、「予想範囲内の結果だがテール がゼロで、やはり安いところでは買えない感じ。2年債はやり直しの 間に相場が大きく動くこともなく、影響は特になかった」と述べた。

--取材協力:船曳三郎 Editors:山中英典、青木勝

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