コンテンツにスキップする

LBO企業のデフォルト率、欧州で25%にも-ムーディーズ

欧州のレバレッジド・バイアウト (LBO、買収先の資産などを担保にした資金借り入れによる買収)企 業で、2015年末までに償還期限を迎える債務を持つ企業のうち少なくと も25%がデフォルト(債務不履行)に陥る可能性があると、米格付け会 社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが指摘した。欧州の景気悪 化に加え、買収したプライベートエクイティ(未公開株、PE)投資会 社が資本注入を拒むためと同社はみている。

ムーディーズのリポートによると、同社が格付け対象外の欧州 LBO企業368社を調査したところ、254社で償還期限が15年末までの債 務が合計1330億ユーロ(約13兆2400億円)あり、このうちの半分以上 を36社で抱えていると説明した。

ロンドン在勤のチェタン・モディ氏率いる同社のアナリストグルー プは「同クラスの平均的な信用の質の低さに加え、長期にわたるマクロ 経済の弱さを見込む当社の予測に基づくと、14-15年の債務借り換えリ スクは大きく、不安が残る」と指摘。「スポンサーのPEが、主として 取引金融機関の支援を目的に経営難のLBO企業に資金を追加注入する とは思わない」との見方を示した。

同リポートによると、こうした企業がハイイールド(高利回り)債 市場から締め出された場合、デフォルト率は倍以上に悪化する可能性が ある。ローン担保証券(CLO)の新規発行が回復する見込みは小さ く、銀行のレバレッジドローン保有意欲も減退したと記している。

アナリストらは、調査対象企業の半分は債券発行に十分な規模を有 しているとした上で、「借り換えが必要な企業から予想される高水準の 供給を考慮すると、ハイイールド債市場は相対的に信用の質を選別する ようになるだろう」と分析した。

原題:Leveraged Loan Defaults May Surge to 25% in Europe, Moody’s Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE