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英中銀の緩和見送りはインフレ脅威が背景-ブロードベント氏

イングランド銀行(英中央銀行)金 融政策委員会(MPC)のブロードベント委員は今月開かれたMPCで 景気刺激策を拡大しなかったのはインフレ見通しに基づく妥当な判断だ と語った。同委員によると、インフレ沈静化ペースが従来の予想よりも 遅くなる可能性がある。

ブロードベント氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビュー でインフレ率について、「低下すると引き続き予想している」としなが らも、「われわれが当初想定していたよりもやや時間がかかる見通し だ」と述べた。その上で、「なぜ5月に政策を変更しなかったのかとの 質問への答えは、見通しがそれを正当化しなかったからだ」と説明し た。

英中銀は今月のMPCで追加緩和を見送った。同氏は、ユーロ圏の 債務危機に対応する必要があれば再度緩和する「可能性は依然ある」と 指摘。追加的な量的緩和については「可能性は間違いなくある。量的緩 和が第1弾の資産買い取りほど有効でないとか、効果が小さいのではな いかと考える理由はない」との考えを示した。

一方、追加利下げについてブロードベント氏は、MPCは可能性を 検討したが、銀行の利益率を押し下げるなどのマイナス効果があり、採 用しないことを決定したと語った。

英中銀は昨年10月と今年2月に資産買い取り枠を拡大した後、5月 は3250億ポンド(約40兆5000億円)のまま据え置いた。また、政策金利 であるレポ金利も過去最低の0.5%を維持した。

--取材協力:Joanna Starritt、Florence Quirici.

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