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ベトナム株、年初来でアジア最大の上げ-利下げ効果織り込む

ベトナム株は過去5年間ではアジア で最も大きく下げていたが、今年に入りアジア最大の上昇に転じてい る。大手資産運用各社は利下げで企業収益の低迷の流れが変わると見込 んでいる。

サムスン・アセット・マネジメントは、昨年12月以来24%高となっ ているベトナム株の指標VN指数について、2013年末までにさらに65% 上昇すると予想している。イーストスプリング・インベストメンツによ れば、金融株と不動産銘柄が上げを主導しそうだ。ベトナムはアジア で13番目に大きい株式市場で、ドラゴン・キャピタルはベトナム乳業 (ビナミルク)やペトロベトナム化学肥料などの消費・農業関連銘柄を 選好している。

ベトナムのインフレ率は昨年8月の23%から今月には8.3%に低 下。国内経済は09年以来の低成長となり、VN指数を構成する企業の利 益も今年1-3月(第1四半期)に12%減った。これを受け、借り入れ コストは3年ぶりの高水準から引き下げられている。

サムスン・アセットは景気刺激を狙った利下げに伴い、400億ドル (約3兆2000億円)規模のベトナム株式市場への投資に乗り出した。 EPFRグローバルが調査しているベトナムの投資信託は20週連続の資 金流入と、新興国中で最長となっている。

約870億ドル相当の運用に携わるサムスン・アセットのアラン・リ チャードソン氏(シンガポール在勤)は、「今後の景気と企業ファンダ メンタルズ(基礎的諸条件)の改善を株式市場は織り込んでいる」と述 べる。ブルームバーグがまとめたデータによれば、同氏が運用する「サ ムスンASEANセキュリティーズ・マスター・インベストメント・ト ラスト」は過去3年間、年間リターン(投資収益率)がプラス約26% と、競合する投信のうちの92%を上回る成績となっている。

VN指数は5月8日に付けた今年の高値から11%下げているが、ブ ルームバーグが調査する全73市場の指数の中で、VN指数の年初来上昇 率を超えるのはエジプトのEGX30指数とベネズエラのIBC指数の み。

原題:Vietnam’s Stocks Seen Gaining 65% as Rates Fall: Southeast Asia(抜粋)

--取材協力:Nguyen Kieu Giang、Jason Folkmanis、Ye Xie.

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