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米投機家、商品相場の下落予測できず-買い越し9.5%増やす

米投機家が商品相場上昇を見込む買 い越しを増やした後、欧州の債務危機深刻化と中国の経済成長鈍化を背 景に相場は週間ベースで4週連続で下げ、昨年9月以降で最長の下落と なった。

米政府のデータによると、資産運用会社による米国の商品18品目の 先物とオプションの買い越しは22日終了週に9.5%増加し67万5362枚。 商品24品目で構成するS&P・GSCIスポット指数は23日、5カ月ぶ りの低水準まで下げた。米国の農産物11品目の買い越しは21%増と、2 月以降で最大の増加率を示したが、その後、S&Pの指数を構成する農 産物の週間ベースの価格は過去8カ月で最大の下げを示した。

スペインのカタルーニャ州政府の知事は、中央政府が州政府の資金 調達市場へのアクセスを支援することを重ねて訴えた。米格付け会社ス タンダード・アンド・プアーズ(S&P)はスペインの銀行5行の信用 格付けを引き下げた。これを受け、ユーロは25日、2010年7月以来の安 値まで下げた。事情に詳しい銀行当局者3人によると、中国の大手銀行 の今年の融資額は少なくとも7年ぶりに目標を下回る可能性がある。中 国国務院は、温家宝首相が示した融資拡大策への支持を表明しなかっ た。

BB&Tウェルス・マネジメント(アラバマ州)で170億ドル相当 の運用を手掛けるウォルター・ヘルウィグ氏は「商品相場のトレンドは 下落なので、買い越しがこれほど増えたことに少し驚いた」と指摘。 「何らかの金融緩和策が取られるまで相場上昇が続くことはないだろ う。現時点で買うのは攻めの姿勢だ。欧州問題解決の糸口が見つかり短 期的に反発することを期待しているのだろう」と述べた。

S&P・GSCI指数は先週1.4%低下し5月の低下率は9.4%。月 間ベースでは昨年9月以降で最大の下げを示す可能性がある。

原題:Investors Make Wrong-Way Wagers Before Prices Slump: Commodities(抜粋)

--取材協力:Maria Kolesnikova.

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