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ギリシャ、4大銀行に計180億ユーロを注入-資本増強目指し

ギリシャ金融安定基金(HFSF) は28日、銀行の資本増強計画の一環として、国内4大銀行に計180億ユ ーロ(約1兆7900億円)を注入した。これにより、これら銀行への欧州 中央銀行(ECB)の資金供給は再開される可能性がある。

HFSFの責任者、パナヨティス・トモプロス氏は電話インタビュ ーで、資金はこの日に供与されたと述べた。4行は欧州金融安定ファシ リティー(EFSF)が発行した債券を受け取る。EFSFはこの措置 を先週承認した。

ギリシャ・ナショナル銀行(NBG)とEFGユーロバンク・エル ガシアス、アルファ銀行、ピレウス銀行の4行は、狭義の中核的自己資 本(コアTier1)が8%未満となったためECBからの資金を断た れ、その後は資金調達をギリシャ銀行(中央銀行)の緊急流動性支援 (ELA)プログラムに頼っている。6日のギリシャ総選挙で第2次ギ リシャ支援に反対する政党が躍進した後、預金の流出が加速。ギリシャ のユーロ離脱懸念が広がった。

スタンダードチャータード銀行のエコノミスト、トーマス・コスタ グ氏(ロンドン在勤)は電子メールで、「テクニカルな問題だが、 ECBからの直接の資金調達が再開されれば、ギリシャへの信頼という 強いメッセージを発することになる」と指摘。「逆に、ECBが長期リ ファイナンシングオペ(公開市場操作、LTRO)による直接の資金供 給を再開しない場合、ギリシャ銀行システムに対する強い危険信号とな る。ECBからの供給が再開されれば、ギリシャ中銀のELA枠への圧 力は軽減されるだろう」と分析した。

原題:Greek Fund Provides 18 Billion-Euro Bank Capital Boost (1) (抜粋)

--取材協力:Christos Ziotis.

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