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欧州債:スペイン債のドイツ債とのスプレッド拡大

28日の欧州債市場ではスペイン10年 債相場が下落。同年限のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッ ド)は拡大し、ユーロ導入以来の最大となった。スペインの銀行に追加 金融支援が必要になるとの懸念が高まっている。

スペイン2年債利回りは昨年12月以来の高水準に達した。部分国有 化されたスペインの銀行、バンキア・グループが190億ユーロ(約1 兆9000億円)の支援を要請する意向を示したことが手掛かり。ギリシャ のユーロ離脱懸念は、救済受け入れを支持する政党の優勢が世論調査で 示され和らいだものの、ドイツ2年債利回りは過去最低を付けた。

イタリア国債も軟調。5月の同国企業景況感がエコノミスト予想以 上に落ち込んだほか、この日のゼロクーポン債入札で利回りが上昇した ことが背景。

モニュメント・セキュリティーズのストラテジスト、マーク・オズ ワルド氏(ロンドン在勤)は「スペインとイタリア国債の下げはバンキ ア救済が主因だ」とし、「ギリシャの世論調査でやや楽観論が広がった が、極めて短期的な見方にとどまっている」と続けた。

ロンドン時間午後4時31分現在、スペイン10年債利回りは前週末 比16ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の6.47%。同国債 (表面利率5.85%、2022年1月償還)価格は1.07下げ95.625。ドイツ10 年債に対するスプレッドは17bp拡大の511bp。一時は514bp と、1999年のユーロ導入以来の最大となった。

スペイン2年債利回りは11bp上昇の4.46%。一時は4.56%まで上 げ、昨年12月13日以来の高水準を付けた。

ドイツ2年債利回りは一時2bp低下し0.027%と、過去最低を付 けた。5年債利回りはこれまでの最低となる0.419%まで下げ、10年債 利回りは1.36%と、24日に付けた過去最低の1.351%まで1bp未満と なる場面もあった。

イタリア2年債利回りは23bp上昇して3.92%。10年債利回りは7 bp上げ5.74%。

英国債相場は前週末からほぼ変わらずで、10年債利回りは1.76%。 同国債(表面利率4%、2022年3月償還)価格は0.04下げ120.060。利 回りは一時は1.74%まで下げ、24日に付けた過去最低の1.738%まで1 bp未満となった。

原題:Spanish-German Yield Spread Widens to Euro Record on Bank Funds(抜粋) Pound Snaps 4-Day Gain Versus Euro as Greece Exit Concern Eases(抜粋)

--取材協力:Emma Charlton.

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