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ルネサス:台湾TSMCと提携拡大、マイコンも生産委託-40ナノへ

業績不振の半導体企業ルネサスエ レクトロニクスは、世界最大手の半導体受託生産メーカー、台湾積体電 路製造(TSMC)との提携関係を拡大、自動車や家電の制御に使われ るマイコンも本格的に生産委託し、コストを低減する。

28日に都内で共同の発表会を開いた。岩元伸一ルネサス執行役員 は記者団に対し、昨年12月に回路線幅90ナノメートル(ナノは10億 分の1)のマイコン生産委託で合意しており、2013年度にTSMCが 出荷の予定だと説明。同40ナノ品もTSMCと共同で開発・製造し、 13年末にも出荷を開始する方針だと語った。

ルネサスはシステムLSI(大規模集積回路)については、TSM Cに既に生産を委託。岩元氏はルネサス全体の製品の外部生産委託比率 が11年度は「15%くらい」であり、「16年に30%くらいになる」と の見通しを示した。

同社はNEC子会社と、日立製作所・三菱電機の共同出資会社が統 合し10年に発足した。初年度に1150億円、続く前期 (12年3月期) も626億円の純損失をそれぞれ計上。25日には1000億円規模の増資と 1万人を超える人員削減を検討中と判明した。岩元氏は発表会で人員削 減の必要性を「認識している」と述べたが、詳細なコメントは避けた。

また、26日付の日本経済新聞朝刊は、ルネサスがシステムLSI 生産拠点の鶴岡工場 (山形県鶴岡市)をTSMCに売却する方針だと 報道。発表会でTSMCのディレクター、チェンミン・リン氏は、私見 と断ったうえで「ビジネスとして成り立つならば、日本国内の工場(の 取得)もあり得る」と述べた。

--取材協力:Mariko Yasu. Editor: 駅義則, 室谷哲毅

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