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中国の景気刺激策は最大25兆円、08年の半分-クレディS陶氏

中国経済の減速に対応する同国政府 の景気刺激策は恐らく最大2兆元(約25兆円)と、規模は2008年の半分 になるとの見方をクレディ・スイス・グループが示している。

香港在勤エコノミスト、陶冬氏は28日の調査リポートで、投資支出 は1兆-2兆元になるとの見通しを示した。08年の世界的な金融危機へ の対応では4兆元規模の刺激策が発動された。陶氏は新たな刺激策につ いて、4-6月(第2四半期)に7%かこれを「若干下回る」成長率に 落ち込む可能性がある中国経済の回復に寄与するとみている。

中国の温家宝首相は、貿易や国内需要が4月に予想以上に落ち込ん だことを踏まえ、成長促進により重点を置く方針を表明。政策当局の取 り組みが7-12月(下期)成長率を8-8.6%に押し上げるのに貢献す るだろうと陶氏は予想した。

その上で陶氏は「こうした刺激策は成長や投資需要の鈍化を止める ことができるものの、09年型の景気回復を再現するには恐らく不十分だ ろう」と分析。「地方政府が資金調達のほぼ全てを銀行融資に頼った09 年当時に比べ、中央政府が資金調達でより大きな役割を担う可能性が高 い」との見方を示した。

陶氏はまた、中国人民銀行(中央銀行)が市中銀行に求める預金準 備率を年内は四半期ごとに50ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)引き下げる公算が大きいと指摘。「6月に追加引き下げの可 能性も排除しない」とした。さらに、人民銀が準備率を下げずに貸出基 準金利を0.25ポイント引き下げる「可能性」があると記している。

原題:China Stimulus Seen as High as 2 Trillion Yuan by Credit Suisse(抜粋)

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