バンキア支援、スペイン見積もり甘さ露呈-「信頼ゼロ」の声

国内銀行の抜本的改革に向けた過去 2週間のスペイン政府の努力は無駄に終わり、納税者の負担額の見積も りも無意味になったようだ。

デギンドス経済・競争力相は11日、過去3カ月で2回目となる引き 当て基準の強化に伴って必要になる公的資金が150億ユーロ(約1 兆5000億円)を下回るとの見積もりを示していた。しかし、同じ週に部 分国有化された同国銀行3位のバンキア・グループは25日、銀行再建基 金 (FROB)に190億ユーロの追加支援を要請すると発表。過去2回 の行政命令が義務付ける引き当てに加えて、巨額の追加引当金が必要に なることを明らかにした。

マドリードのIESEビジネススクールのハビエル・ディアスヒメ ネス教授は電話取材に対し、「既に2回の改革が行われたが、さらに追 加改革が実施される公算が大きい。それが何回になるかは分からない。 政府に対する信頼はゼロだ」と語った。

スペインの資本市場へのアクセス手段が狭まり、国内の金融機関に 国債消化をますます依存する中で、政府は銀行のバランスシート整理と 資金繰りが困難な自治州の支援に動いている。デギンドス経済相の今月 に入って行った説明によれば、FROBの手元資金は50億ユーロにすぎ ず、スペインの銀行救済能力は市場からの資金調達に依存せざるを得な い。

27日付の同国紙パイスは、スペイン政府がバンキア・グループの資 本増強のために現金を直接注入するのではなく、公債を投入する計画だ と報じている。

原題:Bankia’s Writedowns Cast Doubts on Spain’s Bank Estimates (抜粋)

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