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【個別銘柄】ルネサスエやNEC、ドクターC急落、カカクコム急伸

きょうの日本株市場で、株価変動 材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

ルネサスエレクトロニクス(6723):前週末比11%安の244円で、 東証1部の下落率1位。1000億円規模の増資と1万人を超す人員削減 を検討している。ゴールドマン・サックス証券では28日付のリポート で、株主資本が想定を超えて毀損(きそん)するリスクが残ることに 加え、既存株主の権利が希薄化などによって影響を受けかねず、ダウ ンサイドリスクがあると指摘した。同証では、親会社が一定の支援を 行う可能性は想定しておくべきともしており、母体各社の1社である NEC(6701)は急落し、終値は9.2%安の108円。

ドクターシーラボ(4924):9.9%安の27万8400円と、東証1部 の下落率3位。2012年7月期の連結営業利益予想を113億円から100 億円(前期比2.4%減)へ12%引き下げた。増益予想が一転、減益予 想となる。広告宣伝費や販売促進費を大々的に投入したが、プロモー ションの効果を最大限に発揮できなかったという。野村証券では、積 極的な広告・販促活動による新規顧客の継続購入の効果が見通しにく くなったことを踏まえ、今期以降の業績予想を減額、投資判断を「買 い」から「中立」へ下げた。

フォスター電機(6794):3.5%安の1126円。メリルリンチ日本証 券では、13年3月期会社計画が示す三大顧客向けイヤホン単価上昇は ポジティブとしながらも、今期連結営業利益予想を46億円とするなど 会社計画60億円の達成に確信は持てないと分析。3年連続のネガティ ブキャッシュフローや、低水準にとどまる見込みの4-6月利益が株 価の重しになるとし、投資判断「アンダーパフォーム」を確認した。

住友化学(4005):2.8%安の248円と4営業日続落。サウジアラ ビアン・オイル・カンパニーと共同で設立したラービグ・リファイニ ング・アンド・ペトロケミカル・カンパニーは、ラービグ第2期計画 のために必要な作業を進めていくことにしたと25日に発表。ゴールド マン・サックス証券では、第1期で手間取ったことから、オペレーシ ョンに不安が残ると指摘。石油化学市況低迷の長期化と特別損失の上 積みにより、同証による13年3月期以降の純利益予想を下方修正した。

カカクコム(2371):8.4%高の2530円。いちよし経済研究所では、 13年3月期連結営業利益は「食べログ」がけん引して131億円となり、 会社計画110億円を上回るだろうと予想。ソーシャルメディアとの連 携や高機能携帯電話(スマートフォン)の普及が中長期の成長をけん 引すると評価し、レーティングの「A(買い)」、フェアバリューの3700 円をそれぞれ維持した。

SNS大手:ディー・エヌ・エー(2432)が3.3%安の1767円、 グリー(3632)が2.5%安、サイバーエージェント(4751)が1.1%安 など。ソーシャルゲーム運営大手6社は25日、消費者庁から違法とさ れたゲーム内のアイテム商法「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」 を禁止する指針を公表した、と共同通信などが25日報道。6月末まで に自社制作ゲームだけでなく他社から提供を受けたゲームも含めコン プガチャを全廃する方針で、他社提供のゲームについての廃止時期が 明らかになったのは初めてとしている。

エイベックス・グループ・ホールディングス(7860):7%高の 1142円。みずほインベスターズ証券では、足元では携帯電話向け映像 配信が会社想定を上回って推移しているようだとし、同証では13 年 3月期業績は会社計画を上回ると試算。レーティングを「2+(中立 プラス)」から「1(アウトパフォーム)」へ引き上げた。

DOWAホールディングス(5714):2.9%高の456円。関東の浄 水場で国の基準を超す有害物質が検出され、子会社の「DOWAハイ テック」が産業廃棄物処理会社に処分を委託した原液が適切に処理さ れないまま利根川水系へ放流された可能性が高いと報道されたことに 関し、詳細は現在調査中と25日に発表。野村証券では、仮に法令違反 になれば自治体などへの補償費用発生リスクがあるほか、信用への悪 影響の可能性もあると指摘。ただ現時点では、工場の操業停止など企 業価値に甚大な影響が出るとまでは同証は判断していないとした。

石油関連株:伊藤忠商事(8001)が1.7%高の851円、JXホー ルディングス(5020)が1%高など。25日のニューヨーク原油先物7 月限は前日比20セント高の1バレル=90.86ドルと小幅に続伸。米消 費者マインドの上昇に加え、イランは核兵器に転用可能な濃縮ウラン の生産を拡大した、と国際原子力機関(IAEA)がリポートしたこ とが買い材料視された。市況高を好感する動きが広がった。

古河機械金属(5715):3.1%高の66円。東京大学と共同で漁業者 が漁獲した魚を傷つけずに放射線測定できる装置を開発する、と28 日付の日本経済新聞朝刊が報道。魚を発砲スチロールの箱に入れたま ま7-8秒で測定でき、13年春にも販売を始める計画という。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):3.3%安の 1214円。SMBC日興証券では、目標株価までの上昇余地がセクター 中央値と比較して小幅である点や、バリュエーション面での割安感に も欠けるとし、投資判断を「1(アウトパフォーム)」から「2(ニュ ートラル)」へ引き下げた。

フジ・メディア・ホールディングス(4676):1.8%高の12万7900 円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、サンケイビルの完全 子会社化や主力の放送事業の収益拡大から、15年3月期の連結営業利 益は570億円と過去最高になるだろうと予想。投資判断「アウトパフ ォーム」を継続するとともに、目標株価を17万4000円から22万5000 円へ引き上げた。

フェローテック(6890):9%安の417円。独立系調査会社TIW は株価判断を「2+(ややポジティブ)」から「2-(ややネガティブ)」 へ引き下げた。中国の太陽電池メーカーの設備投資再開は同社の期待 よりさらに遅れる恐れが出てきたとし、TIWの13年3月期連結営業 利益予想を10億円と会社計画(12億円)の未達を予想した。

住友重機械工業(6302):1.2%安の340円。同社と子会社の住重 特機サービスは25日、装備システム事業部の原価集計に関して防衛省 から同日付で指名停止の措置を取る通知を受けたと発表。事実関係の 全容が解明され、費用の過大計上に関わる過払い金などが国庫に納入 されることや、再発防止策が報告されるまでの間の措置という。

アシックス(7936):2.5%高の852円。三菱UFJモルガン・ス タンレー証券は25日、投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフ ォーム」に、目標株価を900円から1000円に上げた。米国での競合激 化、円高、仕入れ原価の上昇、オリンピック向けマーケティングコス トなど11年4-6月期から始まった各種外部環境の悪化は今上期で おおむね一巡すると指摘。今期の業績ボトムは第1四半期になる可能 性が高く、海外販売の堅調、今期予想PERで12.5倍と想定の15倍 より低いバリュエーションの低水準などを評価ポイントとした。

東京デリカ(9990):11%安の690円。普通株式183万株、オーバ ーアロットメントで27万株の売り出しを行うと25日に発表。当面の 株式需給の悪化を嫌気する売りに押された。

日本ベリサイン(3722):5000円(20%)高の3万300円とスト ップ高。米シマンテックの子会社、シマンテック・インベストメンツ が株式公開買い付け(TOB)を行うと25日に発表。買い付け価格は 1株4万4000円、買い付け代金は最大90億円で、全株取得を目指す。 期間は28日から7月6日まで。

カナモト(9678):1%高の776円。12年10月期の連結営業利益 予想を従来の37億8000万円から47億1000万円(前期比62%増)へ 25%増額修正した。震災復旧・復興工事が増加傾向にあるほか、首都 圏での耐震対策工事も増えており、東北や関東地区での建設機械のレ ンタル需要はおう盛としている。

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