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ルネサス安値更新、従来報道の2倍の増資計画、NEC急落-東京市場

ルネサスエレクトロニクスの株価 が急反落し、前身の旧NECエレクトロニクスが2003年に上場して以 来の安値を更新。それまでの報道の約2倍の規模の第三者割当増資や人 員削減を検討していることが25日夜に明らかになったとこなどで、再 建計画の実現性に対する不透明感や希薄化懸念から売られている。

株価は一時、前営業日比13%安の238円と、23日に記録していた 最安値246円を更新、午前11時6分現在は同9.2%安。

設立母体の1つで、ルネサス支援に消極的と伝えられたNECの株 価も同11%安の106円まで売られ、ブルームバーグ・データで確認可 能な1974年9月以来、約38年ぶりの日中安値を記録。同時刻時点は同

8.4%安で、出来高は368万株と国内上場株で首位。同じ設立母体の日 立製作所と三菱電機の株価は小動き。

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹投信グループ長は、 ルネサス株について、増資などの計画実現が「うまくいくかということ と、希薄化懸念から下落した」と分析。NECに関しては「増資を引き 受けた場合の財務への影響が不安視された」と述べている。

ルネサスをめぐっては21日に三菱電の山西健一郎社長が、支援要 請があれば日立やNECと協議し「何らかの対応を考えたい」と発言。 22日付読売新聞朝刊は、社員の約15%に当たる6000人規模を削減す る方向で最終調整に入り、500億円規模の割当増資で財務基盤を強化す ると報道。これに対しNECは、支援の計画はないとしていた。

報道を背景に株価も下落基調をたどってきた。さらにブルームバー グ・ニュースは25日夜、1000億円規模の増資と1万人を超える人身削 減の計画を、今週中にも3社に説明予定だと伝えた。

26日付日本経済新聞朝刊はルネサスが主力の鶴岡工場を提携先の 台湾企業に売却し最大1万4000人を削減する計画で、3社以外に海外 のファンドにも出資を打診すると報じていた。ルネサスは一連の報道に ついて28日午前、「当社から発表したものではなく、決定した事実も ない」とのコメントを発表した。

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