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アイカーン氏、米チェサピークに出資-新たな取締役の起用要求

米投資家カール・アイカーン氏は 米2位の天然ガス生産会社チェサピーク・エナジーに7.56%出資し、新 たな取締役の起用を要求した。経営陣をめぐる投資家の懸念が強まって いることが背景にある。

アイカーン氏(76)が同社取締役会に宛てた25日付書簡で、チェサ ピークの取締役9人のうち4人を、同氏や他の大株主が指名した候補に 入れ替えるよう求めた。書簡は米証券取引委員会(SEC)への届け出 に掲載されていた。同氏は現行の取締役会は過剰な支出と、リスク志向 の高い最高経営責任者(CEO)を統制できていないと批判した。

書簡でアイカーン氏は、無責任な行動で同社を崖っぷちに追い込ん だ取締役らに企業統治改革を任せるわけにはいかないと指摘。「株主の 同意もなく株主の権利も認めずに現行の取締役会に新会長を選ばせるこ とは、鶏小屋に侵入したキツネに対し、鶏の見張り番として助手役の別 のキツネを選ぶよう求めるようなものだ」と例えた。

チェサピークの時価総額は過去1年間にほぼ半減。天然ガス価格の 下落に加え、オーブリー・マクレンドン最高経営責任者(CEO)が同 社のガス井に関する個人的な権益を利用して8億ドル(約640億円)余 りの私的な融資を受けたことが発覚したことが影響している。取締役会 は1日、マクレンドンCEOから会長職を外し、社外の人物を会長に起 用する方針を示すとともに、同社資産について同CEOの私的な権益の 蓄積を認めるという特権の停止を表明した。

同社はアイカーン氏の書簡を受けた25日の声明文で、「社外の人物 を会長に指名した後、取締役会の指名委員会は株主と協議し、取締役会 メンバーに関するアイカーン氏の要求を慎重に検討する」と説明した。

原題:Icahn Buys Stake in Chesapeake to Protect Henhouse From ‘Foxes’(抜粋)

--取材協力:Jim Polson、Mike Lee、Miles Weiss.

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