スイス中銀総裁:危機深刻化の場合フラン高抑制で資本規制も

スイス国立銀行(中央銀行)のヨル ダン総裁は、ユーロ危機が深刻化した場合、スイス・フラン高を抑える 措置として政府主導のワーキンググループが資本規制などを検討してい ることを明らかにした。

同総裁は27日付のスイス紙ゾンタークス・ツァイトゥングとのイン タビューで、「ワーキンググループが政府と中央銀行の共同の取り組み として、主にフラン高と戦う手段について検討している」と語った。そ の上で同総裁は「そういう事態は想定していないが、通貨同盟崩壊とい う事態にも備えておく必要がある」と述べた。マイアー中銀報道官は総 裁の発言を確認した。

スイス中銀はフラン高抑制に向け2010年6月まで1年3カ月にわた ってユーロ買いを実施。昨年にユーロ危機が悪化し、投資家のフラン買 いにつながった際には国内経済を保護するため、1ユーロ=1.20フラン の上限を設定した。

FXプロのチーフエコノミスト、サイモン・スミス氏(ロンドン在 勤)は27日の電話インタビューで資本規制について、「特に欧州で資本 逃避が見られる状況であれば、可能性として確かにある」と発言。「中 銀はやりたくないことだろうが、表明している理由は理解できる。それ を排除したくないのだ」と述べた。

ビドマーシュルンプフ財務相は昨年12月、作業部会がフラン高阻止 に向け資本規制やマイナス金利といった選択肢を検討していることを明 らかにしていた。

原題:SNB’s Jordan Says Controls on Capital Inflows Being Considered(抜粋)

--取材協力:Carolyn Bandel.

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