EU、無担保優先債保有者に減免を強制も-銀行救済で検討

欧州連合(EU)は、経営が行き詰 まった金融機関の救済費用を納税者が賄う事態を避けるため、無担保優 先債の保有者に債務の減免を強制する権限を監督当局に与えることを検 討している。ブルームバーグ・ニュースが計画の草案を入手した。

EUの行政執行機関、欧州委員会のバルニエ委員(域内市場・金融 サービス担当)のスタッフが準備した草案によれば、無担保優先債とデ リバティブ(金融派生商品)が減免の対象となり、預金保険で保証され る預金や有担保債など他の債権は保護される。

債務の救済を受ける銀行は、発生した問題に責任のある経営陣の解 任や、経営行き詰まりの原因に対処する事業の再編が求められる。バル ニエ委員はEU指令案(法案)の昨年9月公表を予定していたが、市場 の混乱のために作業が遅れている。

英政府の諮問機関である銀行独立委員会(ICB)のジョン・ビッ カーズ委員長は25日のブリュッセルでの講演で、投資家がこのようなプ ランを受け入れることで、銀行の資金調達コストが上昇する可能性があ るとしながらも、「納税者を負担から解放する自然な成り行きだ。調達 コストの上昇も忌まわしいものではない」とくぎを刺した。

原題:Unsecured Creditors Face Losses in EU’s Plan for Failing Banks(抜粋)

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