【ECB要人発言録】ECB権限の限界に到達-バイトマン氏

5月21日から27日までの欧州中央 銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名 をクリックしてください)。

<5月25日> バイトマン独連銀総裁(仏紙に掲載のインタビューで):ECBは非伝 統的措置に関して負託された権限の限界に達した。

<5月24日> ドラギ総裁(ロッシ欧州議員宛て書簡で):(3年物資金供給は)特に 信用収縮の阻止を狙ったものだった。この流動性が最終的には実体経済 に寄与すると信じている。

アスムセン理事(ポーランドのソポトで開かれたイベントで):議論す べきなのは緊縮財政か成長のどちらかということではない。緊縮財政と 成長だ。われわれには両方が必要だ。財政再建はそれ自体が目的ではな い。持続可能な成長を達成するための前提条件だ。

ノボトニ―・オーストリア中銀総裁(ウィーンで記者団に対し):(ギ リシャのユーロ圏離脱は)極めて大きなひずみを生み出す。

ドラギ総裁(ローマで講演):欧州統合のプロセスは政治的想像力の勇 敢な躍進を必要とする段階に入ってきた。財政合意に加えて成長への合 意が必要だと訴えているのはこのためだ。

<5月23日> リプストク・エストニア中銀総裁(首都タリンでのインタビュー):今 はECBの新たな措置を打ち出すのが非常に必要な時期ではない。政策 金利を現行の1%よりも低い水準に引き下げることは政策委員会で協議 されなかった。ギリシャのユーロ圏離脱についてECBが正式に論議し たことはない。

<5月22日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ウィーンで講演):われわれはこ の先、困難な時に直面する。急に好転することはないだろう。

コンスタンシオ副総裁(香港でのイベントで):ギリシャがユーロ圏を 離脱するとは私はみていない。

<5月21日> コンスタンシオ副総裁(東京都内でのイベントで):世界的に、将来の インフレ懸念を正当化できるような信用拡大の勢いは見られていない。

アスムセン理事(ベルリンでのイベントで):ギリシャをユーロ圏にと どめることがECBの第1案で、私は第1案のために作業をしている。 ECBが望むのはギリシャがユーロ圏にとどまることであり、われわれ はそれに向けて取り組んでいる。

アスムセン理事(ベルリンでのイベントで):欧州の財政協定の条件変 更は不可能だが成長促進の取り組みを追加することはできる。欧州安定 化メカニズム(ESM)を今年中に設立することが急務だ。

アスムセン理事(ベルリンでのイベントで):危機対策の特別措置はい ずれも限定的なもので、物価安定を守るために必要ならばいつでも解除 できる。

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